『おもしろ学校ごっこ』のあんない

 1998年7月、おもしろ学校職員室のメンバーはKTC中央出版から本をだしました。ここでは、その紹介をします。

     な  い  よ  う


  • おもしろ学校へようこそ
  •  みなさんがこの本を手にとって、パラパラとページをめくってみると、「いままで学校で受(う)けてきた授業(じゅぎょう)と少しちがうな」という感(かん)じがするかもしれません。「なんかおもしろそう!」と思(おも)うはずです。「ほんとうの授業というのは、ゆかいで、おもしろくなくてはならない」というのが、おもしろ学校の先生たちのオキテです。
     「勉強は苦(くる)しいものだ」と考(かんが)えている人もいるかもしれませんね。でも、ちょっとまってください。人間(にんげん)が、いろいろなものを発明(はつめい)したり、世(よ)の中に役立(やくだ)つことをしようとするとき、かならず、「苦しいけれど、楽(たの)しい」ということがあるはずです。好(す)きなことには、時間(じかん)をいくらでもかけたいものです。おなかがすいても、夢中(むちゅう)になってしまうことはたくさんありますね。夢中になれることは、きっと「楽しいこと」。「楽しいこと」は、みんなをかしこくするはずです。
     わたしたちは、楽しくて、ドキドキワクワクできるおもしろ授業をみなさんにこっそり教(おし)えようと、この本をつくったのです。
     この本のおもしろ授業はできるだけ友だちや、家族(かぞく)、近所(きんじょ)の人といっしょにできるように工夫(くふう)してあります。なぜなら、学校の中だけでなく、いろいろな人とこのおもしろ授業を楽しんでほしいからです。自分ひとりではちょっとむずかしいことも、友(とも)だちや、大人(おとな)の力をかりればよいのです。道具(どうぐ)や材料(ざいりょう)がなければ、いっしょにさがしましょう。友だちと力をあわせることは、とても大切(たいせつ)なことです。

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  • [この本の使(つか)いかた]
  •  この本には、大きく分(わ)けて二つの使(つか)いかたがあります。
     一つは、「プリント型(がた)おもしろ授業(じゅぎょう)、授業書(じゅぎょうしょ)」です。直接(ちょくせつ)書きこんでもいいですし、おうちの人に大きくコピーしてもらって使ってもいいでしょう。でも、順番(じゅんばん)にすすめてください。先を見ないほうがおもしろいのです。
     二つめは、「つくる・たべる」や「うたとゲーム」に多(おお)くあるように、解説(かいせつ)を読(よ)みすすめる使いかたです。
     もちろん、どんな使いかたをしても、わたしたちはみなさんの考(かんが)えを大切(たいせつ)にしますからかまいません。これからの時代(じだい)は、自分(じぶん)の考えを大切にできる人が必要(ひつよう)になります。この本のおもしろ授業を体験(たいけん)してみて、「これより、こうしたら、もっとおもしろいかもしれない」とか「もうちょっと、これをくわしく調(しら)べたい」なんて、みなさんが思(おも)いはじめたら、さいこうにすばらしいことです。

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  • お知らせなど
  •  6月と12月の第2土曜日に、これまで8回の「1日おもしろ学校ごっこ」を開催(かいさい)してきました。いつもは、小学校・中学校の教員(きょういん)や出版社(しゅっぱんしゃ)の社員(しゃいん)、大学院生(だいがくいんせい)だったりするおもしろ学校の職員(しょくいん)ですが、この半年に1回のおもしろ学校開催のため、毎月集(あつ)まって、楽しい授業(じゅぎょう)の話をしています。
     毎回80名の定員(ていいん)を超(こ)える参加申し込みがあり、「1回くらい休もうか」というつぶやきも、多くの参加者の「次回も楽しみにしています」という声に消され、5年目になりました。
     そんななか、これまでの授業を本にまとめて、もっとたくさんの人に楽しい授業を体験(たいけん)してもらおうという話がもちあがってきました。そして、次回のおもしろ学校の開催準備(じゅんび)をしながら、やっとまとめることができました。
     実際(じっさい)に、このプランにそって授業を行うと、まだまだ不親切(ふしんせつ)なところがあって、とまどってしまうことがあるかもしれません。そんなときは、自己流(じこりゅう)でいくなり、こちらへ問い合わせるなりしてください。
     また、ライブでこれらの授業を体験したい方は、今後も開催する予定の「1日おもしろ学校ごっこ」にご参加ください。その開催日・内容・会場などは、こちらをみてください。

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