教育困談会

(小学校3年生男子の母)

伊藤 小学校3年生が毎日の宿題を忘れずにこなしていることだけでも、それは立派なことではないでしょうか。まずは、親として安心してよいと思います。家に帰ったら、遊びたいし、ゆっくりもしたいし、そんななかで、彼は宿題をしっかり自分の中に位置づけているわけですから。小学校の中学年までは、短時間でも机に向かうという習慣が身についているなら、問題なしです。
 多くのことを学び、人は成長していきます。その学びのスタートでは、まずは漢字を何度も書いて覚えたり、多くの計算問題を解いて計算に慣れたりすることが必要ですね。つまり、くり返す練習を積み上げて、「覚える」「慣れる」ことが学びの第一歩になり、そのくり返しの一つが宿題なのです。小学校高学年から中学校にかけては、その基本に加えて「まとめる」「深める」ことができるようになってくると、それが「しっかりと勉強」していることになります。
 では、親としてどうするとよいのでしょうか。口で「勉強しなさい」と言いながら、親はテレビを見てくつろいでいるなんてことはないでしょうか。そんな環境では、本人のやる気がなかなか出てこないと思います。個室よりも同じ空間で、親も読書をするなど何かに打ち込んでいると、「じゃあ、ぼくも何かしようかな」となります。「急がば回れ」の気持ちで、「北風と太陽」の「太陽」みたいな環境づくりをしてみませんか。

つづきは、『一日おもしろ学校ごっこ』本文をご覧ください。


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