『わからんさんのかんたん算数』 第1巻

なぞの手紙“タヌタヌを助けろ!”

    岡崎勝・作 下地充久・絵


ほんとうはおもしろい算数

 算数って、本当はとてもおもしろいのです。学校では、算数をテストの点数で「できる・できない」と判定しています。ですから「むつかしくてできないからおもしろい」なんていうと わらわれるかもしれません。
 でも、ほんとうは、「むつかしいからおもしろい」「だれもとけないからやってみたい」こともたくさんあるはずなのです。
 「テストの点数がいいとうれしい」という人もたくさんいます。しかし、点数で、人間のねうちははかれません。そうでしょ! みんなそんなことは知っているはずです。世の中で、楽しく幸せに生活している人が、必ずテストの点数がよかったなんていえませんよね。
 テストの点数というのは、その人の一つの姿でしかありません。人には色々な「よさ・ねうち」があって、それをうまく使う「知恵」を身につけることが、楽しい生活を送るコツなのです。
この本に出てくる問題を、リプリーたちは「知恵」をだしあってといています。知恵は、いろいろな遊びや友だち。実体験することできたえられます。みなさんが、いろんな所を冒険したり、ピンチになって工夫したり、ともだちと助け合ったりして、からだぜんたいで考えると、知恵はゆたかになり、自分のものになります。
 リプリーたちはじっとしていません。いつも、くるくると目玉をうごかし、何かおもしろいことはないかと動きまわっています。
 みなさんも、この本をよんだら、自分のみじかにある「おもしろいこと」をさがして、ちょうせんしてみてください。そこから、知恵がうまれるはずです。
 生活のなかにある算数をいっぱいみつけて、おとなでは考えつかないようなことも考えてみてください。きみも、いまからキエモンとリプリーです。

オカセンこと岡崎勝より


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